We’ve updated our Terms of Use to reflect our new entity name and address. You can review the changes here.
We’ve updated our Terms of Use. You can review the changes here.

ヴ​ェ​ン​ト​・​ジ​・​マ​イ​オ​〜​五​月​の​風

by 関根敏行

/
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
宮崎県民謡 編曲:関根敏行 歌:河埜亜弓 庭の山椒の木 鳴る鈴かけて ヨーオー ホイ 鈴の鳴るときゃ 出ておじゃれヨ 鈴の鳴るときゃ 何と言うて出ましょ ヨーオー ホイ 駒に水くりょと 言うて出ましょヨ おまや平家の 公達ながれ ヨーオー ホイ おどま追討の 那須の末ヨ 那須の大八 鶴富捨てて ヨーオー ホイ 椎葉立つときゃ 目に涙ヨ
11.
12.

about

ネット音楽雑誌・月刊「DAICHI-大地-」創刊号(2004年10月)からと第18号(2005年12月)まで、1年にわたって発表された関根敏行のオリジナル曲をCDとしてリリース! ある時はハードに迫り、ある時はロマンチシズム溢れる演奏を聞かせる関根敏行の魅力に溢れる1枚です。

(以下、2006年CD版発売当時の詫間正博によるライナーノーツより)

関根敏行さんの魅力が一杯詰まったCDをこう してリリースできることを大変嬉しく思います。 ここにお届けするのはネット音楽雑誌・月刊 「DAICHI-大地-」2004年10月の創刊号から2005 年11月の第18号まで約1年にわたって発表された、 全て関根さんオリジナルの12曲です。私が最初に 「DAICHI-大地-」を立ち上げるに当って関根さん をお誘いした時、毎晩のようにステージに出演さ れているお忙しい方なので、毎月は無理かなと思 っていたのですが、有り難いことに関根さんはそ の忙しい中を縫ってこれらの作品を録音してくれ たのです。今、出来上がったこのCDを通して聴 いてみると、様々な曲想に溢れた、カッコよくて 楽しいジャズ・アルバムに仕上がっていると思い ます。

私が関根さんと知り合ったのは今から15年位前 のことになりますが、当時関根さんはジャズの仕 事は辞められていて、有名なミュージシャンたち と共演し、リーダー・アルバムも出していると話 には聞いていても、長いこと実際に関根さんがピ アノを弾くところを見たことがなかったのです。

関根さんがジャズを弾くのを見たのは本当につ い最近、2002年にジャズの世界に復帰してからの ことです。日本のジャズの世界で、一つ一つの音 が光の珠のようにこんなにもキラキラと輝く音色 のピアノを弾く人をそれまで聞いたことがないと 思いました。それは卓抜したテクニックに支えら れたロマンティシズムとリリシズムに溢れた、男 の美学とも言えるものです。関根さんはハービー・ハンコックが好きな人で、かつては、こいつ ハービーの真似をやらせるとうまいんだよ、と言 われたようですが、この時の演奏の素晴らしさに 私は正直、ハービーよりもスゴイんではないか、 と思いました。

尤も、そういう比較をすると関根さんは笑うか もしれません。何故なら関根さんは、日本人がジ ャズをやるということについていつも考えている 人だからです。以前、ある人からこの人がやって いるのは演歌なんだよ、と言われてごく自然に受 け入れられたと言います。

私たち日本人がどんなにたくさんいいジャズを 聴いて、どんなに練習を積んだとしても、所詮そ れは黒人の本物のジャズにはなれないのかもしれ ません。ただテクニックを磨いて既存の有名な曲 を演奏するだけなら、それは結局のところ真似事 でしかない。いや、テクニックというだけなら、 ジャズの巨人たちよりも最近の若い人たちの方が 上手い人はたくさんいるかもしれません。それで も、あの巨人たちの演奏は、何度聴いても感動し てしまうのは、きっとその演奏にあの巨人たちの 魂、内面の叫びのようなものが込められているか らではないでしょうか。私たちが音楽を聴いて感 動するというのは、その演奏家の魂のメッセージ が伝わってくるからでしょう。

そう考えるならば、日本人がジャズをやるとい うことは、ジャズという表現方法を通じて、日本 人である私たち自身の魂、内面を、私たち自身が 生きているそのままである「今」を表現するとい うことなのでしょう。実際、関根さんはそのよう な方向で、日本人の魂を取り戻すジャズ・グルー プ、Nippon Soul Jazz Band を結成、東京都内のラ イブハウスを中心に活動されています。息の合っ たこのグループの演奏はとても楽しく、爽やかな ので機会がありましたらそのステージをご覧にな ることをお薦めします。

長くなりましたが、そんなテクニックも、そし て魂の表現も素晴らしい関根さんの「今」が伝わ ってくる久々のスタジオ盤です。どうぞお楽しみ 下さい。

credits

released May 7, 2006

作曲・演奏/関根敏行(p, synth)
歌/河埜亜弓(10, 11)

license

all rights reserved

tags

about

Tierra Music Japan

Tierra Music はネット音楽雑誌・月刊「DAICHI-大地-」を通じて、これまでのジャンルやスタイルにとらわれない、ミュージシャン自身の感性をそのまま表現する音楽を発信してきました。ネット音楽雑誌・月刊「DAICHI-大地-」は、2004年10月に創刊、2011年9月に第100号をもって休刊となりましたが、この間発表された曲の数々をこの「SHOP DAICHI」で1曲からダウンロード販売して参ります。

contact / help

Contact Tierra Music

Streaming and
Download help

Report this album or account

If you like ヴェント・ジ・マイオ〜五月の風, you may also like: